「やりたいことを家訓にする」

知り合いのライターさんに貸してもらった本を読みました。


その名も『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』。

電撃文庫の有名ヒット作品を編集者としていくつも担当した方の

編集者としての働き方・仕事における考え方が書かれた本です。

この本を読んで、気づいたことがありました。


それは、創作に対する考え方。

本の第1章、企画術に関する章につけられたテーマは

どーんと「読者に媚びない作品は格好悪い」でした。


本を読んでいただければ勘違いなく伝わると思いますが、

「読者の期待に応えたいじゃん!」というとても前向きな姿勢からきている言葉です。


私もまさにそれ!だなと。


自分の書いたものを楽しんで読んでもらえるのが一番嬉しい。

読んでいる途中はドキドキしたり、ハラハラしたり、

読み終わったあとは「面白かった」「すっきりした」とプラスの感情を抱いたまま

その日1日を楽しく終えるお手伝いをしたい。

人を楽しませるストーリーを書きたい。


そんな自分の価値観を、この本を読んではっきりと自覚したわけです。


よくよく考えたら、考えなくてもわかりそうなくらい明確なものだったのですが

まあ、自分の思いをあきらかにするのって大事ですよね!

ということで、本を借りてよかったです。ありがとう。


ちなみに個人的に一番勉強になったのは、

「書き始める前の準備」として自分のやりたいことをその作品の家訓として定める

という教え?でした。

やりたいことが多すぎて話が途中でブレそうになる私のような人間に

うってつけのやり方です。


もちろん、「なるほど」と思うやり方・考え方がまだまだたくさんありましたので

『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』、

ぜひ読んでみてください。